オゾン水とは?

オゾン水とは、オゾンガスを特殊な方法で溶かした水溶液で、原料は水と酸素だけです。高い殺菌効果を持ちますが、次亜塩素酸水よりも人体への影響が低いため、触れても肌荒れせず目や口に入っても問題ありません。
日本に限らず、世界中の医療機関や食品工場、保育園など、様々な施設で殺菌や感染症対策のために使われています。

安全性

オゾン水に使用されるオゾンガスは、高濃度になると強い毒性を持ちます。しかし、オゾン水はオゾンガスよりも強い殺菌作用を持ちながら、安全に殺菌や脱臭などへと利用できます。オゾンガスは水に溶けにくく、オゾン水を作成するために電解法や気泡溶解法などの方法をとりますが、その反面オゾン水からオゾンガスが揮発する量も少ないため、安心して利用できるのです。
また、殺菌などに使用したオゾン水は水と酸素に戻るため、次亜塩素酸水のように洗い流す必要もありません。

効果

オゾン水には、脱臭や漂白、脱色、有害物質の除去などの効果があります。特に、様々な細菌やウイルスの除去に高い効果を持っており、医療機関の施設や医療機器の洗浄に使用されるだけでなく、食品加工場の洗浄、老人保健施設や保育園での消毒にも利用されています。

まつうら歯科ではオゾン水をこのように活用しています
洗面所・ユニットでの手洗い・うがい
オゾン水には感染症の予防にも有効のため、患者様のお口を診察する前の手洗いや、治療中の患者様のうがいに利用しています。院内での二次感染予防や、口内にいる虫歯菌・歯周病菌などの殺菌が期待できます。

診療器具の消毒
治療に使用した診療器具についた様々な体液やチリなどは、手洗いを行ってから専用の機器を使って細部までを洗浄します。洗浄後、仕上げとしてオゾン水での消毒を行います。また、熱による消毒ができない機器にも使用できます。

歯を削る時・歯石を除去する際に使用
治療中に使用する水もオゾン水です。虫歯や歯周病の原因は細菌ですので、治療中に普通の水を使っても問題はありませんが、オゾン水を使うことでより患部が殺菌されます。また、オゾン水を使っても薬耐性菌が作られないため、歯周病治療の歯石除去にも使われています。


安全性の高い院内環境の整備と徹底した感染対策のために Infection control
衛生管理は患者様からは見えない部分ですが、安全な治療のためには不可欠なポイントです。医療機器の滅菌はだけでなく、治療に欠かせない水にもこだわりを持っています。
当院では、患者様に安心して治療を受けていただくために、常に院内環境を清潔に整えて、感染対策の徹底に努めております。