電動式骨手術器械の使用事例 example
手術開始・切開
骨を採取する部分を切開します。お口の中から採取できるので、顔表面の皮膚に傷が残ることがありません。

骨の採取
電動式骨手術器械を使い、骨の足りない部分に移植するブロック骨を採取します。超音波で切除するため、骨へのダメージを抑えた治療ができます。

ブロック骨の整形・移植
採取した骨の大きさや形を整え、移植部分にピンで留めます。自家骨か人工骨で、隙間を埋めるようにします。

縫合・経過観察
患部を覆うように歯肉を戻し、縫合します。移植した骨が固まって安定するまで、数ヶ月間は安静に経過観察が必要となります。

- 詳しい治療内容
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抜歯後期間が経過していたり歯周病が進行していたりすると、骨が痩せるため、インプラント治療を行う前に骨を増やす治療を行う必要があります。この症例は、電動式骨手術用機器を用いて骨量超音波振動で骨を切り、下顎から自分の骨(自家骨)を採取し、移植を行った症例です。
- 治療費用
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この機材の使用に対して金額はかかりませんが、骨移植には1歯あたり108,000円(税込)がかかります。
- リスク・副作用
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心臓ペースメーカー・除細動器を装着されている方に対しては使用できません。
自家骨の採取・移植により、術後1週間程腫れや痛みを伴う場合があります。(個人差有)
全身疾患のある方や喫煙される方等は、創面の治癒不全のリスクが高くなります。