インプラントブリッジができるまで Flow
より精度の高いインプラントブリッジを製作するため、患者様の歯型から作った歯科模型を専用スキャナーでスキャンして、CAD/CAMで製作します。完成までの流れは次のようになっています。
スキャニング
歯科模型をスキャンし、3Dデータを作成します。

設計
3Dソフトウェアでインプラントブリッジを設計し、ノーベル・バイオケア社にデータを送ります。

作製
ノーベル・バイオケア社で、インプラントブリッジのフレームの削り出しが行われます。

仕上げ
仕上げ作業の終了後、技工士がフレームに陶材を築盛します。

完成
完成したインプラントブリッジを患者様に装着します。

ノーベル・バイオケア社の製品を採用しています Nobel Biocare
当院は、ノーベルバイオケア社のインプラント ブリッジを採用しており、CAD/CAMシステムによって多くの症例に対応可能です。天然歯のような審美性を再現できるよう、一人ひとりの患者様に合ったオーダーメイドのインプラントブリッジを製作いたします。
ノーベル・バイオケア社のインプラントブリッジ
- 特徴
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コンピューター上で設計・製作を行うため、精度を高め、コストを抑えることが可能
インターネットを使用することで、発注から完成までの期間の短縮が可能
ブロックから直接削り出すため、強度に優れている
素材のジルコニアやチタンは生体親和性が高く、金属アレルギーの心配が少ない
インプラントと直接つなぐ場合は、アバットメントの費用がかからない
破損や欠陥に対して5年間の製品保証が付いている
スクリューで固定するため、破損した際に簡単に交換することができる

インプラントブリッジの種類
ノーベル・バイオケア社では、ジルコニア製とチタン製の2種類のインプラントブリッジを扱っています。これまでの鋳造法で作られた補綴物と同等の耐久性を持ちながら、さらに優れた利点も期待できます。きっと、ご自分に合ったインプラントブリッジが見つかるでしょう。
ジルコニア
セラミックの一種であるジルコニアを使用した(インプラントブリッジの)フレームです。
ジルコニアは光の透過性が高いため天然歯のような見た目を再現可能です。患者様のお口に合ったジルコニアのシェード(色合い)を選ぶことができ、天然歯との違いが分からないほど、自然に仕上げることができます。

- ジルコニアフレームの適用条件
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- 複数歯を修復する場合
- インプラントレベルまたはアバットメントレベルで使用
- どの部位でも使用が可能
- スクリューによる固定
- 最大で14ユニット

チタン
インプラントの素材でもあるチタンを使用した(インプラントブリッジの)フレームです。
金属の使用に不安を覚える患者様もいるかもしれませんが、チタンは生体適合性に優れていることから、歯科におけるインプラント治療だけでなく、整形外科治療やペースメーカーなどにも使用されています。

- チタンフレームの適用条件
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- 複数歯を修復する場合
- インプラントレベルまたはアバットメントレベルで使用
- スクリューによる固定
- 最大で14ユニット
